防災常識常識「地震でグラッと来たら火の始末」は古い
池上彰のニュースそうだったのか!で語られていたのですが、
我々の防災に関する常識は刻々と変化しています。
「なんだよ、そんなの知ってるよー」と昔の常識だったことが
「え!今そうなの!」と異なっています。
![ガスコンロ](https://i0.wp.com/tsurezurelife.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/1199165_m.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
地震が来たらまず
「地震だ!火を消せ!」と
我々は習いました。
しかしながら今は、
「地震だ!身を守れ!」です。
火の始末暇があったら、自分の身を守ってください。
確かにかつての常識も説得力があります。
きっかけは関東大震災です。
大正12年9月1日、お昼の11:58
関東大震災が起きました。
お昼時で地震後に火事が発生したことから、
「地震だ!火を消せ!」という考えが定着しました。
でも今は令和の時代。
地震が来たら今のガスコンロは揺れを検知して、
自動的に止まります。
油で揚げ物をしていた時に、
地震に遭った場合どうでしょうか?
かえって、
「火を止めなきゃ」と近寄ったら、
油をかぶって大火傷をしてしまう恐れもあります。
ですので、
地震が来たら
家でしたらテーブルの下に隠れるなどして、
まずは
「自分の身を守る」
これが大事です。
防災常識常識「車は路肩に停めない駐車場に停める」は古い
![路肩に駐車](https://i0.wp.com/tsurezurelife.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/22473940_m.jpg?resize=920%2C614&ssl=1)
確か自動車教習所で教わった気がするのですが、
「運転中地震があったら横に止まって、
鍵をしたまま車を離れる」
こんなことを習った記憶があります。
でも今は違うようです。
「車は路肩に停めないで駐車場に停める」
が新しい常識らしいです。
確かに考えてみれば納得です。
地震の時は、
緊急車両、救急車両が通ります。
路肩に停められていたら邪魔で仕方がないです。
安全に移動できるのであれば、
車は然るべき場所に駐車するのが、
一番邪魔ではありません。
ちなみに、何かあった時に移動できるように、
「鍵はつけたまま駐車」は以前と変わらないとのことです。
個人的には盗難が心配ですが…(苦笑い)
災害時に盗難する輩は、
お天道様、神様が見てるので、
後にひどい目にあうと思います。
家の敷居で小指をぶつけるどころでは
済まないはずです。
防災常識常識「雷が来たら軒下に避難」は古い常識
![雷イメージ](https://i0.wp.com/tsurezurelife.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/27311614_m.jpg?resize=920%2C690&ssl=1)
「雷が来たら軒下に避難」も古い常識のようです。
雷が鳴ったら木の下に隠れるのは
流石に危険です。
樹木などに落雷し、
付近の人や物に再放電する
「側撃雷(ソクゲキライ)」の恐れがあるからです。
この常識は変わらないのですが
「雷が来たら軒下に避難すればいい」も危険です。
木の下と同様に、落雷時には雨をしのぐために軒下に入りがちですが、
木造建築物の軒下は、建物に落ちた雷の「側撃」を受ける危険性があります。
直撃ではなく、側撃です。
一度は聴いたことがないでしょうか?
木などに落雷した時に、付近の人にも被害が生じたというニュースを。
直接ではなくとも、雷の被害にあうことがあります。
ではどうすればいいかというと
「雷しゃがみ」です。
木から4m離れ、木の頂点から45度内に入ります。
接地面を少なくするために、
しゃがむ際は爪先立ちです。
さらに、落雷の爆音から守るために耳をふさぎます。
![我々の防災の常識、実は古い?ローリングストックや運転中地震がおさまったら車は駐車場へ](https://i0.wp.com/tsurezurelife.com/wp/wp-content/uploads/2017/09/kaminari-safe-45degree.png?resize=920%2C688&ssl=1)
アメリカの学校では
この「雷しゃがみ」を教えているそうです。
防災常識「雷は金属類を身につけると危ない」はあまり関係ない
![ネックレス女性](https://i0.wp.com/tsurezurelife.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/27579239_m.jpg?resize=920%2C756&ssl=1)
また「身に金属類をつけると危ない」も関係ないそうです。
実験では、金属類をつけても、つけなくとも、
同じくらいの割合でした。
雷は基本的に高い所に落ちやすい性質があります。
特にビルの屋上や山の頂上、
周囲に高いものがないグラウンドは雷が落ちやすくなります。
そして、貴金属製のアクセサリーやメガネ、時計などの
小さい金属物を身につけていても、
落雷の危険度はつけていない状態と変わりません。
よく九死に一生系の番組で、
落雷を受けたけど、ネックレスをしていて助かりました
などの話を聞くことがあります。
この、落雷を受けても、
身につけていた金属が雷電流のバイパスとなって、
体の内部に電気が流れ、
損傷をしないで助かる現象を
「ジッパー効果」といいます。
イギリスでは、
少女がイヤホンで音楽を聴いていた時に
落雷を受け、胸元にはイヤホンのコードの焼け跡がつきましたが、
命は助かったという事例があります。
【#落雷 における「金属で助かる例」】#ジッパー効果 #池上彰 pic.twitter.com/bRBsw5fQ2R
— footthink (@uclar_senal) September 2, 2017
但し、ジッパー効果は、
常に期待出来る訳ではありません。
雷雨中に傘を差す事や、
そもそも外に出ることを避けましょう。
防災食糧のストック。消費期限の長い非常食よりも普段の買い物を少し多めに!
![防災バック](https://i0.wp.com/tsurezurelife.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/4611923_m.jpg?resize=920%2C518&ssl=1)
非常用袋に非常食を溜め込むの
ポイントがあります。
非常食ストックしています?
最近では台風に地震と災害が多いので、
![](https://i0.wp.com/tsurezurelife.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/Face-お母さん-笑顔6.jpg?resize=96%2C96&ssl=1)
ちゃんと非常食を準備してますよ!
という方も、増えているでしょう。
一方、全く準備してない方もいらっしゃると思います。
でも、これはこれで構いません。
その代わり
「ローリングストック」をしてください。
非常食備蓄用ではなく
普段の食材を多めに買うことです。
レトルトカレーなどをストックしておいて、
賞味期限間近になったら食べて、
新しく購入などストックを入れ替える手法です。
普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、
引用:ローリングストックについて(tenki.jp)
使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、
常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法をローリングストックと言います。
ローリングストックのポイントは、日常生活で消費しながら備蓄することです。
食料等を一定量に保ちながら、消費と購入を繰り返すことで、
備蓄品の鮮度を保ち、いざという時にも日常生活に近い食生活を送ることができるはずです。
防災知識 非常食は何日分必要?→ 3日です
![非常用袋](https://i0.wp.com/tsurezurelife.com/wp/wp-content/uploads/2023/09/22694014_m.jpg?resize=920%2C612&ssl=1)
ちなみに
非常食は3日分用意すれば良いと言われています。
日本の救助体制は優秀で、
大体の場所であれば、3日もあれば救助に行けます。
ポツンと一軒家みたいなところは、
救助が困難ですので、
もっと備蓄が必要でしょうが、
救助が訪れる3日間を凌さえすれば安心です。
よって、非常食は3日分×家族の人数はストックしておきましょう。
防災の備えは万全ですか?
我が国は地震、台風、津波、土砂崩れ、豪雨
そして最近では北朝鮮からのミサイルと
何かと災害に見舞われています。
いざという時の備えはお済みでしょうか?
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