カーナビの音楽再生を妨げる隠しファイルの問題
パソコン上級者向けの記事です。
ドライブ中に手持ちの音楽ファイルを聴こうと、
iTunesからSDカードにファイルをコピーしたところ、
SDカードに予期せず隠しファイルがコピーされてしまいました。
このため、カーナビでの音楽再生に問題が発生しました。
音楽ファイル(m4a)をSDカードにコピペ
Macではいつも通りのコピペの要領で、
曲名がついた音楽ファイル(m4a)を
Finder経由でSDカードに移しました。
![音楽ファイルをSDカードにコピー](https://i0.wp.com/tsurezurelife.com/wp/wp-content/uploads/2017/04/音楽ファイルをSDカードにコピー.jpg?resize=800%2C450&ssl=1)
その後、SDカードをカーナビに挿入し、曲が再生できるかテストしました。
そしたら問題が起きていることに気づきました。
カーナビで1曲毎に音楽再生が停止
その問題とは、カーナビで一曲再生された後に、
カーナビの画面に
再生できるファイルではございません。
確認『OK』」のメッセージが表示されました。
![カーナビ再生できません](https://i0.wp.com/tsurezurelife.com/wp/wp-content/uploads/2017/04/カーナビ再生できません.jpg?resize=800%2C450&ssl=1)
1曲ごとに曲の再生が中断され、
タッチパネルにダイアログが出現するため非常にイライラします。
原因は、SDカードにドット(._)から始まる隠しファイルが存在していることです。
このファイルがあることでカーナビから「ファイルを再生できません」の通知が表示されます。
このままでは楽しいドライブが台無しです。
特に走行中に「OK」ボタンを押すのは危険です。
隠しファイルの正体とは?Macのシステムファイル解説
ドット始まりのファイルはMac、Linux、UNIXのシステムファイルです。
UNIXやLinuxではドットから始まるファイルはシステム絡みのファイルであり、
Macでも同様です。
これらのファイルがSDカード上に存在していても、
カーナビの音楽プレイヤーで問題を起こさなければ問題はありません。
しかし、先ほどのように1曲ごとに再生が停止し、
ダイアログが出現して「OK」ボタンのクリックを要求されるのは大問題です。
ドット始まりのシステムファイルは”カタログファイル”
ドットから始まるファイルは、
Macのファイル管理方式に組み込まれた「カタログファイル」と呼ばれるものです。
例えば、「abc.dat」というファイルには「._abc.dat」が作成され、
これは母体のファイルに対する付加情報のためのファイルです。
MacOS以外のカーナビでは関係ないため、
削除しても問題ありません。
Macの隠しファイルを安全に削除する方法
ドットから始まる隠しファイルは、
Macのカタログファイルであることが分かったので、削除します。
隠しファイルを一つずつ手で削除するのは面倒なので、
コマンドで一気に削除する方法を紹介します。
Macのカタログファイルを消すコマンド
Macのコマンドと削除手順です。
Macのターミナルを開きSDカードの場所に移動します。
cd /Volumes/(SDカードの名前)
隠しファイルも含め、あらかじめ内容を確認しておきます。
ls -la
ドット始まりのカタログファイルが存在していることが確認できます。
![iTunesからファイル取込SDにコピーするも謎の隠しファイルが!消すコマンドはこれ!【玄人向け】](https://i0.wp.com/tsurezurelife.com/wp/wp-content/uploads/2017/04/m4a_Refix_01.png?resize=693%2C600&ssl=1)
音楽ファイルと同じフォルダーに混在しています。
赤枠の中が必要な音楽ファイルです。
![iTunesからファイル取込SDにコピーするも謎の隠しファイルが!消すコマンドはこれ!【玄人向け】](https://i0.wp.com/tsurezurelife.com/wp/wp-content/uploads/2017/04/m4a_Refix_02.png?resize=703%2C298&ssl=1)
コマンドは、同じ問題を抱えた海外の方のコミュニティの投稿記事を参考にしました。
![iTunesからファイル取込SDにコピーするも謎の隠しファイルが!消すコマンドはこれ!【玄人向け】](https://i0.wp.com/tsurezurelife.com/wp/wp-content/uploads/2017/04/m4a_Refix_03.png?resize=428%2C138&ssl=1)
find . -name "._*" | while read file
do
rm -f "$file"
done
ターミナルで上記コマンドを実行します。
再度ls -laを行って、ファイルの一覧を確認すると下記のようになりました。
![iTunesからファイル取込SDにコピーするも謎の隠しファイルが!消すコマンドはこれ!【玄人向け】](https://i0.wp.com/tsurezurelife.com/wp/wp-content/uploads/2017/04/m4a_Refix_04.png?resize=708%2C619&ssl=1)
ドットから始まるカタログファイルが、綺麗に消えていることが確認できます。
これで変な隠しファイルに邪魔されることなく、
快適にドライブができます。
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