西郷隆盛が隠れた城山の洞窟を訪れる
以前の投稿で、西郷隆盛の終焉の地をご紹介しました。
その終焉の地に移動するまでに身を潜めていた場所が、西郷洞窟です。
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伝記などで「城山の洞窟に身を隠し…」という記述があるのは知っていましたが、
その場所がここだと思うと感慨深いものがあります。
リアル・ラストサムライ西郷隆盛が死の間際5日間過ごした洞窟
城山に立てこもる薩軍兵士はわずか300余り。
一方これを囲む政府軍は何重もの柵をめぐらし、
その数4万。
死を決した西郷隆盛は夜明けを待って、
5日間過ごしたこの洞窟を出ました。
私学校の幹部である
桐野利秋、別府晋介、村田新八、池上四郎も一緒です。
この日の西郷の出立ちは、
妻のイトが縫った縞の単衣に白い兵児帯でした。
ゆっくりと岩崎谷を下りました。
「西郷隆盛がたどり着いた終焉の地
ゆっくりと岩崎谷を下りた時、
流れ弾が西郷の腰に命中。
それでも、なんとか銃弾の合間を縫って
前進します。
たどり着くのが、今我々が知る
「西郷隆盛終焉の地」です。
幹部の一人である別府晋介の介錯を頼み、
西郷隆盛は49歳の生涯を閉じました。
洞窟から西郷隆盛終焉の地までの距離
この洞窟から終焉の地までを歩くと、
このドラマがリアルに感じられます。
洞窟から終焉の地までは約600m。
平和な今では、歩いてたった7分くらいです。
しかし、西郷隆盛はそこを銃弾の飛び交う中、
しかも被弾しながら下って行きました。
西郷隆盛の洞窟近くのおみやげ屋と貴重な写真展示
明るい話題として、洞窟の正面を見て右手と左手に、
お土産屋さんがあります。縄文杉のグッズも扱っています。
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西郷隆盛洞窟お土産店で写真を撮っていたら、
女将に声をかけられました。
洞窟の左手にあるお土産屋さんでは、
中に入ると西郷どんをはじめ、明治維新の方々の貴重な写真を見せてくれました。
女将曰く「世に公開されていない貴重な写真」とのこと。
是非とも西郷洞窟を訪れた際はお立ち寄りください。
西郷洞窟は鹿児島県民憧れの城山観光ホテルのそばです。
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