精油入門 抽出部位について

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精油が抽出されるのは葉っぱだけではない

アロマに興味を持つ人が増えてきて、
精油は身近なものになってきています。

ただ、
多くの人は精油がどう抽出されているかまでは、
知らないで使用していると思います。

実は葉っぱだけではなく、
根っこなどさまざまな部位から
精油は抽出されています。

今回は精油入門として、
植物の部位の役割と精油の関係をシェアします。

精油は植物の二次代謝で作られる

我々は植物の成分を精油という形で恩恵に預かっています。

植物は光合成により二酸化炭素と水から生命維持に欠かせない
炭水化物を合成しています。
これを一次代謝と言います。

さらに一次代謝で合成した炭水化物から
植物は様々な有機化合物を作り出します。
これを二次代謝と言います。精油もこの過程で生成されます。

一次代謝:光合成により二酸化炭素と水から「炭水化物」
二次代謝:「炭水化物」から「有機化合物」を生成

精油は植物全体に均一に含まれるわけではなく、
特定の細胞で作られそれぞれの部位に蓄えられます。

例えば、ペパーミントは葉の表面近く、
オレンジは果皮などと言ったようにです。

中には同じ種類の植物でありながら、
精油の構成成分が大きく異なるものもあり、

これを「ケモタイプ(化学種)」と言います。

この辺で頭がオーバーヒートしそうですが、
「植物によって精油の取れる場所が異なるのだな」くらいで
覚えておけばいいと思います。

植物の部位の役割と精油の関係

植物で精油の取れる部分は大きく6つです
植物視点、香りの傾向、
アロマテラピー的視点でまとめました。

花の役割

植物が子孫を残すために
虫や蝶を誘って受粉を促すためにあります。

植物視点 植物が子孫を残すためにある
香りの傾向 華やかな香りのものが多い
アロマテラピー視点 ホルモンバランスが気になるときによく使われる

花の役割

樹脂の役割

樹脂は幹から出た樹液が固まったものです。
カブトムシを採集するときの樹液を想像したらピンとくるかもしれません。

植物視点 幹の傷を癒し菌から守るため
香りの傾向 個性的な香りのものが多い
アロマテラピー視点 心身を癒したいときによく用いられる

樹脂の役割

根の役割

植物視点 地中から水を吸い上げ植物の土台の役割
香りの傾向 土のような深い香りのものが多い
アロマテラピー視点 心を落ち着かせたいときに向いている

根の役割

果実の役割

植物視点 鳥などに種子を遠くに運んでもらうため
香りの傾向 爽やかな香りのものが多い
アロマテラピー視点 消化器系のトラブルが気になるときやリフレッシュしたいときに用いられる

果実の役割

葉の役割

植物視点 光合成で栄養を作り出すため
香りの傾向 すっきりした香りのものが多い
アロマテラピー視点 リフレッシュ作用、抗菌作用があると言われている

葉の役割

幹の役割

植物視点 根から枝葉に栄養分を送る。植物を支える役割
香りの傾向 心材から採れるものは森林を思わせる香り
アロマテラピー視点 心を鎮めたいとき

幹の役割

香りの成分の働き

誘引効果:受粉のために種子を遠くに運ぶために昆虫などを引き寄せる効果
忌避効果:食べられないように昆虫などの生物を遠ざける効果。
抗真菌効果・抗菌効果:カビや酵母などの真菌、最近の発生・繁殖を防ぐ効果

忌避効果の例をあげると、
蚊取り線香では除虫菊乾燥粉末が用いられています。

参考文献:アロマテラピー検定公式テキスト1級2級